無限城にて・2
⚠ダイジェスト注意
* 刀は折られてない
傷口を止血して何とか動けるようになった頃、炭治郎は鴉より千寿郎の文を受け取り内容を改め、息を吐いて立ち上がろうとした。
「……何があろうと気を強く持て」
小さな声が炭治郎の耳に聞こえた。同じく立ち上がった義勇が呟いたその言葉は、この先のことを見通しているかのようだった。
「はい。大丈夫です」
この闘いでどれほどの命が散らされていくのか。炭治郎も、義勇だって生き残れるのか不安になる。まだ鬼舞辻無惨に相対してもいないのに、二人とも疲れきっているのだ。まあ義勇は炭治郎ほどぼろぼろにはなっていないのだが。
「お前を呼ぶ声に耳を傾けろ」
「……呼ぶ声? 何でしょう、一体」
「何でも良い。忘れるな」
「え、ええ……?」
良くわからないことを言われたが、義勇の匂いは全くふざけていなかった。冗談すら言ったところを見たことがないのだから、こんな敵地でふざけるような人ではないことはわかっているが。
首を傾げつつも、義勇は混乱させるつもりで言っていないことは理解している。何が起こるかわからない戦地で、仲間の声を聞いて連携しろということかもしれない。一人で闘うなということかもしれないと納得した。
「はい、わかりました! 耳を傾けます」
一人ではない。柱がいて仲間がいて、何より義勇がここにいる。声を聞けと言うなら炭治郎はそうすることを決めた。
誰の死も見たくないけれど、起こってしまったとしても心を強く持つ。絶対に。義勇が忘れるなと言うのなら忘れない。たとえ何があろうとも。
* 上弦の壱 参戦者たち
輝利哉たちの護衛の任務を受けていたはずだったが、煉獄は鬼の棲家である城内を駆けていた。
隊服を着ている者を引きずり込んででもいるのか。引き留められながら柱を辞した後も煉獄は隊士として所属していたが、父とともに身辺警護に務めるはずだった。
内臓を損傷しようと、療養で快復している煉獄は柱だった頃には届かないものの、一般隊士たちよりはまだ粘れる気概も力もある。引きずり込まれたということは、煉獄にはこちらでやることがある。だというのに鬼に遭遇しない。煉獄が相打ちで仕留めようとした上弦の参は冨岡と炭治郎が撃破した。悔しいのか嬉しいのか妙な気分になりながらも、無事で何よりだと心中で叫んだ。
喜んでばかりもいられない。城に足を踏み入れた時、相当数の鬼の気配といくつかの強い気配があった。一つは冨岡たちが倒した上弦の参だろうことは察したが、まだそれは二つある。
近いほうへと走っていた時、殺の一文字を背負う背中が視界に映った。
「俺の弟に近寄んじゃねェ!」
鬼に近しい気配が不死川のそばにある。柱稽古で見た時と同じ姿だが、当時に感じなかった禍々しさがあった。
炎の呼吸、弐ノ型。不死川に相対する鬼に向かって繰り放つ。目を丸くした時透がいた。片腕を落とし磔にされている。
「煉獄……!?」
「輝利哉様の護衛ができなくなってしまった! その分ここで役に立とう!」
炎の呼吸の使い手、とぼんやりした口調で呟く鬼。全身が粟立つ感覚を覚え、対峙してきたどの鬼よりも強いことを悟った。
「……そうかよォ、そりゃ仕方ねェ。先が控えてんだ、へばんじゃねェぞ!」
*
「うわーっ! うわーっ! 鬼が大量で嫌ァァァ!」
「うるせえ! 黙ってろカス!」
泣き喚く善逸に一喝してくる獪岳には悪いが、この口は留まることを知らない。むしろ恐怖を感じた時こそ良く回ることを自覚している。
「上弦の鬼はどこだ? おいカス、その耳で教えろ」
「ひいい……やばい音してるのが聞こえるけど」
先程鴉は炭治郎と冨岡が上弦の参を倒したと叫んだ。ずっと冨岡のことを気にしていたが、炭治郎は兄弟子と共闘して鬼を打ち倒したのか。
凄いな。善逸も今は獪岳と行動を共にしているが、連携なんて取れるのだろうか。稽古は確かにそれも込みでやらされたけれど、獪岳と関係を修復できたとは思っていない。誰かが間に入っていて初めてまともに話ができたくらいだった。
べん、と善逸の耳が三味線の音を拾った。また床があべこべになる感覚に、どこかへ飛ばされるように体が舞った。
「アーッ! あ、あああっ!」
落ちていく先に血の気が引くほど強い鬼の音がある。聞き慣れた複数の音とともに。
「無理に突っ込むな、斬撃は一定じゃねェ! やられんじゃねェぞ!」
落ちる先から鬼より怖いはずの不死川が叫んでいた。悲鳴を上げながら善逸は体勢を戻して着地し、型を繰り出す獪岳の後ろから泣きそうになりながらも一心不乱に壱ノ型を繰り出した。
突っ込むななんて無理な話だ。善逸は壱ノ型しか使えない。突っ込まなければ鬼は倒せない。怖くて怖くて仕方ないけれど、善逸にはそれしかできないのだ。
「善逸……!」
「ぎゃあっ!」
不死川と煉獄が獪岳に呼吸を合わせて鬼の意識を散らそうとする。なのに小さな動きで霹靂一閃が避けられ、鬼が振るった刀から飛び出した細かな斬撃が善逸の体を刻んだ。叩きつけられた善逸のそばから不死川が型を振るう。
「ぼさっとすんな、下がれェ! 呼吸使いだァ!」
六つも目のある異形の鬼が、呼吸を駆使して人を殺す。元隊士なのか、この鬼は。今まで闘った何よりも恐ろしく、善逸は気を失うこともできないまま動けなくなった。
獪岳は不死川と煉獄の立ち回りに混じり連携して耐えようとしているが、善逸が刻まれた端で獪岳も深手を負っていた。血がぼたぼたと落ちて二人についていけていない。
刀を一振りしただけに見えたのに、斬撃がいくつも襲ってくる。不死川と煉獄ですらついていくのがやっとのように見えた。
「がっ……!」
「獪岳!」
「邪、魔だカス! 得意の逃げでも使え、ぐぅ……!」
まともに食らった攻撃に、獪岳の体がくの字に曲げられ善逸に向かって吹っ飛んできた。
怖い。今までの任務が遊びのような恐ろしさ、悍ましさが善逸を支配しようとしていた。蹲っても立ち上がろうと身動ぐ獪岳と善逸に向かって鬼の刀が振るわれた。
「動け! 避けろ吾妻少年!」
「てめェの相手はこっちだァ!」
嫌だ。刻まれるなんて嫌だ。鬼と闘うなんて嫌だ。怖いのはもっと嫌だ。
何でこいつらは人を喰って、人は怯えなければならないのか。鬼殺隊になんて入らなければ、善逸はきっと死と隣り合わせの生活なんてしていなかったはずなのに。
でも。
「嫌だ……もう逃げるのは嫌だ!」
斬撃が来るより早く、善逸は床を蹴って上弦の鬼へと飛び込んだ。何より速く頸を斬る。斬らなきゃ人が死んでしまう。善逸が慕う友が、師が、慕いたい兄弟子が。
「ほう……また独自の型か」
肉が刻まれる感覚が痛くて怖い。死ぬんじゃねェぞ、などと殊勝なことを叫んだ不死川が怖い。死が間近に迫っている音が怖い。だが自分の死よりも怖いことがあった。善逸が必死になって編み出した漆ノ型を止めたくせに、頸は離れなかったくせに感心したような鬼の声が聞こえた時、どこか遠くで三味線の音が聞こえた。そしてもう一つ、聞いたことのある音が増えていた。
「次々と降って湧く……」
床に倒れ込む間際、獪岳のそばに立つ悲鳴嶼の姿を善逸は見た。
*
「何だ……!? 分断させるつもりか!」
「………っ、三味線、三味線が聞こえる! 他の鬼が邪魔してるんだ!」
「くそっ、稲玉ァ!」
どこかへ飛ばされていった善逸と獪岳は全身刻まれていたが、まだ辛うじて余力がありそうだった善逸とは違い、獪岳は致命傷を負っていたように見えた。あのまま放置すれば失血死は免れないだろう。
上弦の参は冨岡と炭治郎が打ち倒した。宇髄と胡蝶は上弦の弐と相対していると鴉から戦況を伝えられた。三味線の鬼がいると善逸は言い残した。補充されていなければ後はその三味線の鬼が最後のはずだ。
「獪岳……」
数珠を鳴らして悲鳴嶼が呟いた。煉獄と稀血を流す不死川に時間を稼ぐと口にして、応急処置と時透と玄弥の救命をしろと指示を寄越した。
「不死川があれを成長させたのか」
「扱いただけです、元々筋は悪かねェ。竈門みてェに真っ直ぐってわけじゃねェけど。今だって怪我させたのは俺の指示が悪かっただけだァ」
悲鳴嶼の稽古には行かないらしいと聞いていたが、獪岳と知り合いだったのか。乱暴に手当を施す不死川と上弦の壱の前に立ち塞がった悲鳴嶼を見届け、煉獄は玄弥の元へ駆け寄った。
「平気なのか、少年」
「は、はい。あの……時透さんを先に」
「玄弥!」
自力で磔から脱した時透が玄弥の元へと駆け寄ってきた。止血してあるが片腕をなくした時透がどこまで闘えるのかは未知数だ。
「こんなところで不死川さんたちを足止めさせるわけにいかないのに」
「だがあれを倒さなければ鬼舞辻無惨の元には行けない。冨岡たちが向かうはずだ、何としても間に合わなければ」
「煉獄さん、玄弥は僕が助けるから、今は悲鳴嶼さんの加勢に行って」
動向の知れない伊黒と甘露寺は、もしかしたら三味線の鬼のところにいるのかもしれない。時透の言うことは最もだ。煉獄にとっても彼らを鬼舞辻無惨の元へと向かわせなければならない。善逸の決死の飛び込みだったというのに、切り離しきれなかった上弦の壱の頸はすでに元通りになっている。
時透も出したという痣。身体能力が上がるというそれを、今の煉獄の体で出さなければあの鬼に一矢報いることも難しい。
出せるかどうかではない。出すしかない。柱を辞したとはいえ煉獄は人を救う責務がある。時透が口にした今は、という言葉に少しばかり気を向けたものの、立ち上がった不死川を背後に感じながら煉獄も二人に頷き振り返った。
*
「頼むよ、頼む。獪岳を助けて。兄貴なんだ、死にそうなんだよ。探してくれ、めちゃくちゃに切り裂かれて」
「馬鹿、お前もめちゃくちゃやられてんだよ! おい、早く助けてくれよ!」
「うるさい村田、黙ってろ」
どこに飛ばされたのだろう。強い鬼の音はもうあと二つだけになっているけれど、それでもうじゃうじゃと湧いて出るのだと村田が言った。
血を流して吐いて、身動きが取れないようだった。今の獪岳ではもしかしたらそこいらの鬼にすらやられてしまうかもしれない。善逸に心配なんてされるのは嫌だろうけれど、あのまま放っておいたら死んでしまう。
致命傷だったはずだ。まだ腹を割って話もできていないのだ。じいちゃんが悲しむ。善逸は只管に泣きながら懇願していた。
早く戻らないと、煉獄や不死川もただでは済まない。あの鬼が今まで見てきたどんな鬼より強いことは善逸にすら感じられるほどに、放つ音は恐ろしかった。
獪岳を助けてくれ。誰でも良い、どんな怖いことでも頑張るから、とにかく命を救ってくれ。知らない音を鳴らす目の前の鬼に頼むと、そいつはやっぱりうるさいと言葉を投げつけた。
*
「義勇さん、あそこに!」
血の匂い、鬼の匂い。それに混じって向かっている先に倒れている隊士がいた。近寄って見えたのは善逸の兄弟子である獪岳だった。
「止血する」
「はい!」
鬼舞辻無惨の元へと急いでいても、息のある隊士を見捨ててはいけない。体中刻まれて血を流している。顔色は蒼白で、炭治郎たちが見つけるまでに相当血を流しただろうことがわかった。
誰にやられたのだろう。善逸は無事なのだろうか。しのぶが見つかれば手当をしてくれるかもしれないが、彼女もきっと重傷だ。義勇は獪岳の隊服を脱がし一番大きな傷に布を当てた。
「体重乗セテ患部圧迫! 止マラナイナラ動脈押サエル!」
鴉が飛びながら叫んだ時、義勇は獪岳の出血を抑えるために無理やり止血し始めたところだった。荒くはあるがそうでもしなければ間に合わないし、炭治郎は叫びそうなほど荒い義勇の応急手当をすでに経験済みである。命が助かるならもはや何だって良いとも思う。それはともかく。
鎹鴉が手当の仕方を叫んだのは初めて聞いた。誰の鴉なのだろう、札を提げたまま鴉は炭治郎たちから離れていく。他の隊士のところへ向かうのだろうけれど。
「……胡蝶か」
「えっ? 胡蝶……カナエさんですか?」
「あいつも元柱だ。お館様がお呼びになったか、自分で行ったかしたんだろう」
炭治郎が鬼殺隊に入るずっと前。カナエは隊士として鬼を斬っていたということは聞いたことがある。上弦の鬼との戦闘で呼吸を使えなくなり、それからはずっと蝶屋敷で医療従事者として働いてくれているということも。
この場で鬼を倒せなくても、皆自分のできることをしてくれている。医術に詳しくない者が少しでも命を繋ぎ止められるよう鴉を通して助言をくれる。そばにいなくてもともに闘ってくれているのだ。
「誰か来る! この匂い」
曲がり角の先から覚えのある匂いがする。段々と聞こえてくる騒がしい声とともに、見知った顔が角から全力で走ってきた。
「村田さん、善逸!」
「うわーっ! 炭治郎っ、と、冨っ」
「獪岳ー!」
善逸を背負った村田が耳元で叫んだ善逸の声にうるさいと顔を歪めたが、勢いはそのままに炭治郎たちのすぐそばまで駆けてきた。
背中の善逸はぼろぼろだ。獪岳と似たような傷を負いながら、泣きながら村田に負ぶさった状態で義勇が止血する獪岳へ手を伸ばした。生きているのかと不安げに騒がしく問いかける善逸を無視したまま義勇が答えないので、善逸も無理やり落ち着きを取り戻すしかないようだった。
「村田さんも善逸も生きてて良かった……誰にやられたんだ」
「俺、獪岳と不死川さんのところに飛ばされて。あの鬼、呼吸を使ってた。六つも目があって、」
「不死川さんだけ!?」
「違うよ、煉獄さんと時透さんと、玄弥が倒れてて、入れ替わりみたいに悲鳴嶼さんが来て」
村田の背中で善逸が肩を震わせた。義勇がぎりと歯を噛み締めたのが怖かったのだろう。
「しゃ、三味線の音が聞こえて、分断されたんだ。たぶん狙いは煉獄さんと不死川さんが別れることだったんだろうけど」
三味線の鬼は近くにいなかったらしい。状況が見えていなかったのか、それとも善逸と獪岳に邪魔されて失敗したのか。とにかくその場から飛ばされたのは二人だけだったようだ。
「とにかく、誰か探しましょう。無惨を抑えている間に倒さないと」
「俺も行く、炭治郎」
村田だけで二人も庇いながら鬼を退けるのは大変だ。せめてもう一人合流しなければ、鬼舞辻無惨の元へ向かうことができない。危険な状態の獪岳も善逸も見捨ててはいけない。止血をし終えたらしい義勇が立ち上がった時、村田の背中から善逸はまた手を伸ばして炭治郎の羽織を掴んだ。
「善逸。気持ちは有難いけど少しだけでも休まないと。お前もかなり深手を負ってるんだろう」
手当はされているようだが、そんな状態で闘っても生きていられる保障がない。普段と違う善逸を宥めようと炭治郎が断っても、善逸は引かなかった。
「お前だってぼろぼろじゃんかよ! 一緒だよ、もう逃げたくないんだ!」
「我妻」
静かな義勇の声に善逸の言葉がぴたりと止まった。顔を向けた義勇に何故か村田まで緊張しているような顔をした。獪岳の容態は悪く、恐らく目を覚ましても闘えないだろうと義勇は口にした。炭治郎にも察せられるほど失血は酷いものだった。
「稲玉が目を覚ましたら追ってこい。お前たちがいなければ鬼舞辻無惨は倒せない」
「へ……」
「そうだぞ善逸! 獪岳さんに呼びかけて引き止めないとまだ危ないと思うし、善逸の体が少しでも回復したら一緒に闘ってくれ! 時間を稼ぐから!」
複数の人の匂いが近づいてくる。反対側の曲がり角から、慎重に覗き込む隊士の姿があった。炭治郎たちを見て安堵したらしく、怪我人を見つけて慌てて駆け寄ってきた。
「頼む村田」
「はわっ、わ、わかった!」
村田に獪岳を任せた義勇は、身を翻して走り出した。でも死なないでくれと叫んでから炭治郎も後を追った。
「……冨岡さん、俺たちのこと買い被りすぎじゃない?」
「それだけお前が強いんだろ!? おい頼む、あいつ探してくれ! 何だっけ名前!? 血鬼止め使ってくれた奴!」
* 医療従事者の奮闘
「何かさ、鴉が物凄い的確な応急手当を教えてくれたんだよ」
鴉を見上げた隊士の顔は、呆気に取られたように呆けていた。
「間に合ったか?」
「……はい、そばに動ける隊士がいて何とか」
視覚共有の札を貼り付けたまま答えたカナエに、輝利哉は少しばかり安堵したように息を漏らし、すぐに気を取り直して机に向かった。
蝶屋敷のことはアオイに任せてきた。鬼舞辻無惨との戦闘後、多くの隊士が運ばれることを前提として準備もしてきている。陽が昇ればカナエも蝶屋敷へすぐに戻るつもりだが、今まさに戦闘を余儀なくされている者たちの助けに少しでもなれればと、輝利哉たちに無理を言ってともに戦局を見ていた。
たとえ呼吸が使えなかろうと、カナエは一度は柱として闘った元隊士だ。戦場只中での応急処置も熟知している。少なくとも医療に携わる身として、誰よりも知っている自負がある。
その場にいることができれば、カナエはすぐにでも飛んでいきたい気分ではあった。だが行ったところで餌になるだけ、足手まといになるのはわかりきっている。悔しくても辛くても、今ここでやれることがカナエにはあるのだからまだ良い。
廊下には元炎柱の煉獄槇寿郎、そして煉獄杏寿郎の代わりに近くで待機してくれていた元鳴柱の桑島慈悟郎がいる。禰豆子とともに鱗滝左近次もいる。鬼殺隊総力を上げての鬼舞辻無惨との戦闘だった。
できることがあるのなら何だってしてみせる。命を賭して闘う隊士たちのために、夜明けのために。
期待された方がいたら申し訳ありません。
・時透:片腕落として何とか生きてる
・玄弥:胴離れてはないので鬼喰いで生き延びてる
・煉獄:痣出して生きてる
・悲鳴嶼:原作どおり痣出して透き通る世界見た
・不死川:原作より多少怪我の状態はまし程度。痣も透き通る世界も見た
・獪岳:かなり重傷
・善逸:休んで無惨戦に行く
こんな感じで進みます。